トンビマイタケを採りに行くと、たまに見つけるキノコ。
春から秋までその年の状況によって何回も出るみたいで、左のブナの倒木には茶色になった古いヤツが残っていました。
こんなに沢山出ている木は初めてだったせいか、
”だからキノコ採りはやめられないんだよなぁ〜”
と、何度も口が動いていた記憶が残っています。
家に帰って食べた、ウスヒラタケの味噌汁は最高でした。
中国産とはレベルがやっぱり違うネ
よく食卓に出てくるし、これを知らない人はほとんどいないと思うキノコ、”キクラゲ”。
しかし、まだ天然ものにはお目にかかっていない、私にとってはあこがれのキノコでもあります。
本で調べると春〜夏に発生するとの事ですがなかなかみつけられず、そして師匠の話では、”このキノコは日当たりのよい所に出る” って言ってました。
左の写真は2002年8月、やはり日当たりのよい場所に倒れていたブナの木に発生していました。
ちょっとしなびかけてはきていましたが、 ラッキー!
キクラゲ
ウスヒラタケ
トビタケ採りの裏話
トビタケはブナの木が沢山ある深い山でないと採れないので、今回も師匠と行って来ました。(数年前師匠が遭難した山)
そこは深い山なので、それなりの ”ツーの人” でないと行けないのですが、それでも週末となると車が5〜6台は来ていました。
しかし、4年程前に土砂崩れや道路工事などで通行止めになり、今では選び抜かれた ”狂人”レベルでないと行けない場所なのです。
そこで我々は、1万円で譲ってもらった ”スーパーカブ”(ナンバープレートナシ)をワゴン車に乗せて出発。 途中立ち入り禁止のガードを失敬させてもらい道路工事の現場へ。あらかじめ用意して行った麦ジュース(通行手形)の差し入れを、現場のおじさんに持って行き快く通してもらいました。
そこからが問題! 予定ではバイクを私が運転して、後ろに師匠を乗せるはずだったのです。
バイクと言えば、私の青春そのもの!! 若き頃は、限定解除の免許(あの頃は難しかった)も取得し、1100ccのバイクにまたがっていました。
しかし、バイク乗りは13年前にスパッとやめてしまった為、2人乗りはちょっと不安。 と言うよりも、今までスーパーカブなんて乗った事がなかったので、乗り方(ギヤチェンジ)が???
てな訳で、自分が運転してキノコ採りもしない内に、崖から落ちてしまっても困るので、
”ちょっと年をとった限定解除ライダー” は70歳のおじいちゃんの運転する後ろに乗せられて、峠を登っていきました、 とさ。
なさけね〜
ブナの立ち枯れに花が咲いた様に出ていました
1ケ所で約20kgありました
2002年8月。 2年ぶりに "トビタケ” 採りに行って来ました。
春先からこの日を楽しみにしていたので、かなりうれしかったです。
この場所を見つけた時天気は良かったのですが、その後 山は薄暗くなり、滝の様な雨と今まで経験した事のない雷の音で、小心者の僕はビビっていました。
しかし2年前と同じぐらいの、約30kgも収穫できたので大満足です。
今年も山の専門店では、100g=600円で売っていましたが、これくらいの価値は充分有るキノコです。
なにしろ、暑いしメジロはいるしで環境は最悪な上に、採る時間よりもそこの場所へ行く往復の時間の方がかかるのですから・・・
トンビマイタケ NO,2
収穫して時間がたつとトンビ色になる
本当は白いきのこ(収穫する前)
しんどい編でも紹介しましたが、夏=トンビマイタケと言っていい程のきのこ。写真で見るかぎりでは土に発生しているように見えますが、数十年前に伐採したブナの木の切り株に出ているのです。あたり一面は藪だらけで師匠の案内がなければどこを歩いているのか全くわかりません。見つけた瞬間は真っ白なきのこなので普通とはちょっと違った驚き、そして収穫し時間がたつと真っ黒に変身します(黒く変身しないのはシナコイ)。
1999年8月、この日は2人で30Kg以上は採ったでしょう!普通のスーパーには売っていませんが山の物専門店では100g600円で売っていました。
トンビマイタケ NO,1
夏の巻
早く火を通さないと硬くなってしまうトンビくん
黒くなってあまりおいしそうには見えませんが、
アフターきのこ採りを楽しんでいる様子